ひとりひとりの目が輝く国へ 〜もりおか洋一郎が目指す、新しい日本の姿〜
10年前、私はサンフランシスコの住民支援NPOの一員として、スラム街を駆け回っていた。当時、食料配給を手伝うボランティアの中に、スラム住民達からミッキー爺さんと呼ばれ、親しまれている老人がいた。彼は、齢70歳を越え、経済的に恵まれず孤独な暮らしをしていた。だが、毎日オンボロ車を飛ばし、食料を運んで回る横顔に、悲壮感など全くなかった。背筋を伸ばし、凛とした表情で、彼はいきいきと働いていた。今、自分がさしのべるこの手が、誰かの生活を支えている。誇りと責任感に満ちた目には、日本で何の疑問もなく学生生活をしていた自分を射抜くような、強い光が宿っていた。
家庭に、職場に、地域社会に、自分を必要としている人たちがいて、そのために自分が何かをしているという実感。心のうちにそんな『生きがい』をもって生きている人の目は、輝いている。なぜなら、自分の存在意義を確信し、ささやかな誇りを感じると同時に、ともに喜びをわかちあえる仲間や居場所を持っているからだ。
だが、長引いた平成不況と強者のための政治により、この国は生きがいをもって暮らせる社会とは程遠くなってしまった。勝ち組・負け組と収入で人にレッテルを貼る風潮が横行し、挫折した若者は社会に背をむけ、学校では弱者いじめが自殺まで引き起こしている。連日報道される官製談合や汚職は、利権構造に支えられた不誠実な政治を露呈させ、投票に行く意欲すら失わせる。利権構造の変化を望まない大企業や政治家は、新規参入者や再建の夢にかける中小企業を冷遇してきた。中央で構造改革の建前を連呼し、地元に帰れば地方利権に依存している自民党政権が、いかに強者に有利な政策を推し進め、弱きものに『改革の』痛みを押し付けてきたかは、経済格差の拡大がこの数年で急速に進んだことからも明らかである。
「構造改革」「官から民へ」・・・これは、今の日本が歩むべき正しい方向である。だがそのために、まず最初に行うべき「政治の構造改革」を全く放置したままで、建前だけの自由化を行った結果が今までの政権のもたらした格差社会である。
私は「政治の構造改革」を推し進め、公共事業における機会の平等を確保し、将来にわたって地域が真に必要とする社会基盤のあり方を住民と民間企業とともに模索できるような社会を実現する。硬直化し、腐敗してしまった政治そのものを「官から民へ」、国民ひとりひとりの手に取り戻すための改革を、推し進めていくことを誓う。
まずはこの“まち”に、年齢も社会的立場も異なる人々が、地域のために、子供達のために、今何が必要かをともに語り合い、実現のために行動する場をもてるようなコミュニティを作りたい。どんな小さな企業でも、良いアイディア、技術力を持っている所が活躍できる、新しい公共事業を実現したい。皆が政治に参加している実感を持ち、自分と意見を同じくする候補者へ投票しに行きたくなるような選挙へと変えたい。そして、超高齢化社会が到来する前に、今苦しんでいる人を、今元気な人が助ける、そんなセーフティーネットとしてのNPOやボランティアが充実した地域社会を育て上げたい。
私は、日本を、ひとりひとりが目を輝かせて生きていける、いきいきとした国にしたい。
困難があっても、前向きに自分の人生と向き合い、それぞれの精一杯で動き出す人々がいる。目指すのは、そんなあなたの勇気に全力で応え、いっしょに動く、新しい政治だ。





