2006年8月 防犯
■春日部の『安心』 全国最低ランク? 802市中736位
深夜に「下着よこせ」無理矢理奪い、男逃走 春日部
7月15日午前0時55分ごろ、春日部市緑町6丁目の東武伊勢崎線一ノ割駅近くの自転車置き場で、自転車で帰宅しようとした同市内の会社員女性(28)は、突然近づいてきた男に「パンツよこしな」と脅された。女性が断ると男は女性の顔を殴るなどしてその場に押し倒し、スカートの中に手を入れ無理やり下着を奪って逃げた。女性は顔に軽傷を負った。男は30歳ぐらい。青色の模様入りの白いシャツを着ていたという。春日部署で強盗致傷事件として調べている。
(埼玉新聞 7月16日 朝刊)
先月の春日部祭りの夜に一ノ割駅前で起こった事件です。ここ春日部でも治安の悪化が目に付くようになり、住民をおびやかしています。毎年 1回発表される、全国都市ランキング白書 (東洋経済新報社発表)でも、春日部市の住みよさ順位は、『安心』の指標では全国 802市中736位。女性・子供狙った犯罪以外にも、ひったくりや自動車ドロボウなどの街頭犯罪やオレオレ詐欺なども増えてきています。

【街頭犯罪発生件数上位 10市区町村(平成17年度上半期) :埼玉県警】
■地域コミュニティーこそが防犯の要
日本の安全神話は完全に崩壊し、 1970年代には年間150万件前後で推移していた刑法犯の認知件数はいまや2倍の300万件に達しようとしています。こうした事態に対応して、埼玉県では警察官を急ピッチで増やしておりますが、一方で警察の検挙率は大幅に低下、80年代まで60%前後の検挙率を誇っていたにも関わらず、2000年以降は20%前後まで落ち込んでしましました。
警察官の質を問う声が出ていますが、私はそれだけが問題とは言いがたいと思います。実際、いまや殺人事件が起こって警察官が隣の部屋へ聞き込みにいっても、隣人は誰が住んでいたかさえ知らない、という笑えない事態さえ起こっています。これでは検挙率が下がるのも仕方がないと思います。安全な地域を支えてきたのは、有能な警察官だけではなく、密度の濃い地域コミュニティーであり、私たち一人ひとりの住民だったのではないでしょうか。
『防犯パトロール基金』の創設を!
今、防犯パトロールなど住民自身の手による安全な地域づくりが各地で復活し始めています。春日部市内でも、各町会や PTAの尽力で多くの防犯パトロールが行われるようになっております。こうしたすばらしい活動をよりいっそう推進するためには何が必要でしょうか?
たとえば、防犯パトロールではマーク、ユニフォーム、腕章が必要ですし、地域によっては街路灯や防犯灯の整備の希望があるなど出費がかさむ案件もあります。これを行政に要望しても、現在の悪化した財政状況では事件がおこるまでなかなか予算がつきません。
そこで、これら防犯活動を行う団体を支援するための、『防犯パトロール基金』をつくることを提案します。行政だけでなく企業、各種団体、住民から防犯用の基金を募るのです。今までにも、春日部地区遊技業防犯協力会が市内 26小学校の新入学児童全員に「防犯ブザー」を贈るなど、様々な貢献をしている民間団体が多数あります。これに住民も加え、資金面も含んだサポート体制を整えて、自主的な防犯活動を推進していくことを提案します。

