2006年10月(9月号の続き) 帰ってくる『埼玉都民』、これからが本番!
二つ目の提案は、今後数年で定年を迎え、団塊の世代の皆さんが一気に埼玉県へと帰ってくる、このチャンスを最大限活かすことです。
職業人としての経験や知識豊富で、消費意欲も旺盛な、いわゆる元『埼玉都民』の皆さんが、大勢住んでいることこそ、まさに埼玉の強み、資産です。地元の中小企業に、経理やマネージメント、特殊な技術など、なかなか今まで自前でまかなえなかったノウハウを持つ、元気なOB人材が再就職してもらうことで地元の会社も元気になります。
また、団塊の世代が定年を迎えるということは、最も大きな購買層が地元にもどってくることでもあります。「東京に勤めていた時は振り向きもしなかったが、うちの駅前商店街にもいい店がある、近くの農協でやっている朝市がおいしいらしい、今度行ってみよう。」など、今まで東京に向けられていた興味関心を一気に埼玉に呼び戻すことが出来ます。
しかしながら、県外出身者で東京まで通勤していた方が多く、現役時代に地域に愛着のもてるコミュニティーが作りづらい人が多かったことも現実です。このままではせっかく街に帰ってきた元『埼玉都民』という最大の資産が活かされなくなってしまいます。
街の魅力は、施設や街並みだけではなく、その上に築かれる人間関係、社会環境によってつくられていくものだと思います。各地でシニア世代を中心とする防犯パトロールや、ダンディーな先輩方がジャズで集う喫茶店ができるなど、新しいコミュニティーづくりが始まっています。団塊世代やさらに年配の元『埼玉都民』の先輩方が、地域で活躍することを積極的に支援することで、新しい町の個性をつくっていきたいのです。
定年を迎え、団塊の世代の皆さんが一気に埼玉に帰ってくる、今こそ絶好のチャンスです。帰ってきた元『埼玉都民』が自分の能力を発揮できる、活き活きとした職場があり、趣味の仲間が集まってじっくり話せる、粋な地元の居酒屋がある、東京に近い+αの魅力をベットタウンに生み出し、街に新しいにぎわいを一緒に創り出しましょう。

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